【EICMA2025】スズキ新型「SV-7GX」登場。Vツインを継承したミドルクラス・クロスオーバーの全貌

ミラノで開催されたEICMA2025にて、スズキから新型モデル「SV-7GX」が発表されました。名車SV650のVツインエンジンとトレリスフレームをベースにしつつ、長距離ツーリングの快適性を追求したクロスオーバースタイルへと進化を遂げています。

本記事では、公開されたスペックや装備から、新型「SV-7GX」の特徴を客観的に解説します。

目次

1. 熟成のVツインを搭載したクロスオーバーコンセプト

SV-7GXは、スズキの定評ある645cc V型2気筒エンジンを搭載しています。SV650の軽快なハンドリングと、GSX-S1000GXで提示された「グランドクロスオーバー(GX)」のコンセプトを融合。アップライトなポジションと高い防風性能を備え、舗装路を中心としたロングツーリングに特化した設計となっています。

2. ツーリング性能を高める足回りとフレーム

画像: エンジンだけじゃなく『車体設計』もツアラーとして完璧!?

車体設計においては、従来のスポーツ志向から「ツアラーとしての快適性」へと重点が移されています。

  • フロントサスペンション: Φ41mmの正立フォークを採用。ストローク量は125mmを確保し、クロスオーバースタイルに合わせた専用のアッパーブラケットが装着されています。
  • リアサスペンション: リンク式モノショックを採用し、ホイールトラベルは129mm。7段階のプリロード調整機構を備え、長距離走行や荷物積載時、タンデム走行時でも最適な乗り心地を維持できるようチューニングされています。
画像1: 前後サスペンションも『ツアラー』として進化

3. 長距離走行を支える実用的なアップデート

画像: 燃料タンクも容量アップ

ツーリングにおける利便性と快適性を向上させるため、各部が大幅に強化されています。

  • 燃料タンク容量の拡大: SV650の14.5リットルから17.4リットルへと容量がアップ。燃費性能に定評のあるVツインエンジンとの組み合わせにより、航続距離が大幅に伸びています。
  • 防風性能: 3段階の高さ調整が可能な大型ウインドスクリーンを装備。さらに、ナックルガードが標準装備されており、高速走行時の疲労軽減や寒冷時の快適性が図られています。
  • 積載性: グラブバーを兼ねた堅牢なリアキャリアを標準装備。トップケースやシートバッグの装着が容易な設計です。

4. 最適化されたライディングポジション

ポジション設定は、従来のSV650やVストローム650とは異なる独自の設定です。

画像2: 高速道路でのウインドプロテクションも完璧!?
  • SV650比較: ハンドル位置は17mm高く、24mm手前に配置。より上体が起きたリラックスした姿勢での走行が可能です。
  • Vストローム650比較: ハンドル位置は44mm低く、47mm遠い設定。オフロード走行も視野に入れるVストロームに対し、SV-7GXはよりオンロードでのスポーツ性を重視した絶妙な位置付けといえます。

5. 主要諸元と今後の展望

画像4: ライディングポジションがアップライトに

車両重量は211kg。カウルや大型スクリーン、キャリアの装備によりSV650(199kg)からは増量していますが、これは走行安定性の向上にも寄与する要素です。

国内での発売時期については現時点で未定ですが、2026年モデルとしての導入が期待されます。SVシリーズの持つ「扱いやすさ」と、GXシリーズの「多用途性」を兼ね備えた、ミドルクラスにおける新たなスタンダードとなる一台です。


スペックまとめ

画像2: ライディングポジションがアップライトに
  • エンジン: 645cc 水冷4ストロークV型2気筒
  • タンク容量: 17.4L
  • サスペンション: フロント正立フォーク(125mm)/リアモノショック(129mm)
  • 主な装備: 3段階調整スクリーン、ナックルガード、リアキャリア、ABS、トラクションコントロール

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