先日、スズキから突如として発表された新型バイク、GSX-8TとGSX-8TT。このニュースに、バイク業界は騒然となりましたね!
ベースとなるのは、高い評価を得ている新型モデルGSX-8SとGSX-8R。その派生モデルとして登場したのが、このネオクラシックモデルというから驚きです。ツアラータイプが出るのでは?という噂もあった中での、まさかの「丸目一灯」スタイル。これはスズキさんの戦略、見事というほかありません!
昭和のテイストと現代デザインの融合

GSX-8T / GSX-8TTの最大の特徴は、そのデザインにあります。ホンダ、ヤマハ、カワサキとは一線を画す、独自のベクトルで攻めてきましたね。昭和のレトロな雰囲気を色濃く打ち出しつつも、現代の若者にも刺さるモダンなデザインを見事に融合させています。
特に注目すべきは、バーエンドミラー。昭和世代にはあまり馴染みのないパーツですが、若い世代には「かっこいい」「刺さる」と大好評のようです。これは、スズキが現代のニーズをしっかり捉え、若年層へのアプローチを意図している証拠と言えるでしょう。
確かな走り、そしてロングツーリング性能の向上

ベースがGSX-8S / GSX-8Rなので、走りの良さは折り紙付きです。GSX-8Sのアグレッシブなストリートファイター的な走りはそのままに、デザイン面でGSX-8Sの未来的なスタイルが好みでなかった方にも、この8T/8TTは響くのではないでしょうか。
そして、特筆すべきはタンク容量の増加です。GSX-8T/8TTは16.5Lとなり、8Sや8Rの14Lと比較しても大幅に増量。これにより、ロングツーリングでの活躍が期待できます。オプションでサイドパニアやメーターバイザーも用意されており、ツーリングユースがしっかり考慮されている点も、スズキらしい「使い勝手の良さ」を感じさせます。
スペック比較で見るGSX-8T / GSX-8TT

GSX-8Sとの比較では、寸法はほぼ同じ。GSX-8Tは201kg、GSX-8Sは202kgと、重量もわずか1kg程度の違いです。GSX-8Rとは若干寸法が異なりますが、タンク容量は8T/8TTの方が多く、より長距離走行に適していると言えます。
サスペンションについては、GSX-8S/8RがKYB製であるのに対し、GSX-8T/8TTも同じくKYB製を採用。これにより、アグレッシブな走りはそのまま引き継がれていると予想されます。ただし、エンジンフィーリングは8S/8Rとは異なる味付けになっている可能性も示唆されています。
最新テクノロジーも抜かりなし!

もちろん、現代のバイクに不可欠な電子制御も充実しています。クイックシフターやライディングモードはGSX-8Sと同様に搭載。さらに、バッテリーはリチウムイオンバッテリーを採用し、軽量化にも貢献しています。低温時にもタフに使える最新のリチウムイオンバッテリーが搭載されているとのことなので、その性能にも期待が高まります。
果たしてGSX-8T / GSX-8TTは売れるのか?

デザインの好みは分かれるかもしれませんが、昭和世代のライダーにはもちろんのこと、バーエンドミラーや丸目一灯、少し無骨なデザインが、スマートなデザインが多い最近のバイクとは一線を画し、若い世代にも刺さる可能性を秘めていると感じます。
1968年のT500Tタイタンという、57年前のバイクをモチーフにしているという点も、スズキのチャレンジ精神を感じさせます。既存のものを活用しつつ、新しいデザインを生み出すスズキの得意技が光る一台と言えるでしょう。
Z900RSとも、ホンダのCB1000Fコンセプトとも違う、独自のネオクラシック路線を打ち出してきたスズキのGSX-8T / GSX-8TT。これは大いに期待できるのではないでしょうか?
皆さん、このGSX-8T / GSX-8TTについてどう思いますか?ぜひコメントでご意見を聞かせてください!
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