スポーツアドベンチャーツアラーの真髄!SUZUKI Vストローム650XT

その卓越したパフォーマンスでスポーツアドベンチャーツアラーと呼ぶにふさわしいVストローム650XTの魅力に迫ります。スタンダードモデルとの違いから、足つき、サウンド感まで、その特徴を分かりやすく解説していきます!

Vストローム650XT、スタンダードモデルとの違い

Vストローム650シリーズには、オンロード志向のスタンダードモデルと、よりオフロード性能を高めたXTが存在します。その違いは主に足回りに現れています。

  • フロントタイヤ&ホイール: XTは19インチのフロントタイヤとスポークホイールを採用。一方、スタンダードモデルは17インチのキャストホイールです。これにより、XTは未舗装路での走破性が向上し、より冒険心を掻き立てるスタイリングとなっています。
  • ブレーキ: フロントにはダブルディスクブレーキを装備し、高い制動力を確保しています。
  • フロントサスペンション: 正立フォークを採用しています。
  • ABS: もちろん標準装備です。

さらに、XTならではの装備も充実しています。

  • エンジンカバー: スタンダードモデルにはないエンジンカバーを標準装備。オフロード走行時の飛び石などからエンジンを保護します。
  • ハンドガード: こちらも標準装備。悪天候時やオフロード走行時に、ライダーの手を保護します。

伝統と機能美が融合したメーター

インストルメントパネルの図

Vストローム650XTはアナログとの複合式メーターを採用しています。視認性の高さを担保しつつ、必要な情報はしっかりと表示してくれます。

  • トラクションコントロール: セレクトボタンで2段階の調整とOFFが可能。路面状況に合わせてトラクションをコントロールできます。
  • インフォメーション表示: 上下の切り替えスイッチで、バッテリー電圧、平均燃費、瞬間燃費、航続可能距離などを表示可能です。

スロットルはワイヤー式を採用。ダイレクトな操作感が特徴です。最新の電子制御モードは搭載されていませんが、Vストローム650の持つポテンシャルを十分に引き出すことができます。本格的なアドベンチャー走行から、気軽に街乗りやツーリングを楽しみたいライダーにとって、このシンプルさが魅力となります。

メーター横にはシガーソケットも標準装備されており、電装品の利用に便利です。また、メインキーと同じ鍵で操作できるヘルメットホルダーも装備されています。

ロングツーリングも安心の装備

V-Strom650XT ABSの標準装備の図
  • 大容量燃料タンク: 20リットルの燃料タンクを搭載。ロングツーリングでも安心して走行できます。燃料はレギュラーガソリン仕様です。
  • シート下収納: 一体型のシート下にアクセスするには、左側の鍵穴を回して後方に引っ張ります。収納スペースはそれほど大きくありませんが、バッテリーや車検証のコピー、簡単な工具などを収納できます。
  • リアサスペンション調整: リアサスペンションの硬さを調整できる機構を装備。積載量や好みに合わせてセッティングを変更できます。
  • サイドケース&リアキャリア: オプションでサイドケースを装着可能。タンデムシートと共用のグラブバーも兼ねたリアキャリアも標準装備しており、積載性を高めることができます。
V-Strom650 ABS / V-Strom650XT ABSのホイール・サスペンションの図

足つきチェックとライディングポジション

シート高は835mm、車両重量は215kgとなっています。

足つきは、両足ともべったりと地面に着くため、安心感があります。シートは柔らかく、座面も広く設計されており、長時間のライディングでも疲れにくいでしょう。また、ハンドルの切れ角が大きいのもVストローム650XTの特徴です。

取り回しの良さも魅力

フロント19インチホイールと大きなハンドル切れ角により、旋回性能は良好です。大型のVストロームと比較すると、車重が200kg強ということもあり、押し引きも比較的楽に行えます。

まとめ

Vストローム650XTは、オンロードでの快適な走行性能と、オフロードへの適性をバランス良く兼ね備えたスポーツアドベンチャーツアラーです。扱いやすいエンジン特性と、ロングツーリングにも対応できる装備、そして安心感のある足つきの良さ!さまざまなシーンを楽しめる、魅力あふれる一台と言えるのではないでしょうか!

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