【新型 Vストローム1050DE】21インチホイールがもたらす進化とは?

今回は、スズキの人気アドベンチャーツアラー「Vストローム1050DE」をご紹介します。このモデルは、オンロード・オフロード双方で高い性能を発揮する最新仕様の冒険者向けマシンです。


21インチホイールで圧倒的な存在感

「Vストローム1050DE」は、軽量なアルミフレームに1036ccのVツインエンジンを搭載し、6軸IMUを活用した高度な電子制御システムを装備。
2023年モデルでは、これまでの「XT」に代わり、スタンダードモデルを進化させた1050DEがラインナップに加わりました。

主な特徴:

  • フロントホイールを21インチに換装し、より迫力あるスタイリングを実現。
  • サスペンションストロークを+10mm延長し、ダート路面での走行性能を向上。
  • シート高は880mmと、シリーズ中で最も高い設定。

「DE」は「Dual Explorer」の略で、オンロードもオフロードも楽しむことを意味します。大きなタイヤと車高の高さが生み出す「凄み」がこのモデルの特徴です。


走行性能と安定感が生む爽快感

走行中は、アウトバーンなどの高速区間でも感じられる直線安定性の高さが際立っています。
エンジンモードは3種類から選択可能で、低回転域から力強いトルクを発揮しつつ、高回転域ではパワフルに吹け上がる性能を備えています。
このエンジンは元々「TL1000」に端を発し、ロード性能において特に優れたポテンシャルを持つ仕様です。

また、クルーズコントロールを装備しているため、長距離ツーリングでも快適な走行が可能です。


オフロード性能を楽しむ工夫

21インチホイール特有の癖が少なく、19インチホイールに近い感覚での軽快なハンドリングを実現。グラベルモードを搭載しているため、未舗装路でも安心して走行を楽しむことができます。

タイヤのスライドを適度に許容しつつ、スリップダウンを防ぐ工夫が施されているため、オフロード初心者でも気軽に挑戦できる設計となっています。


乗り心地の快適性

長時間の走行でも快適さを保つ設計が魅力です。荒れた路面での車体への影響が少なく、サスペンションのストロークアップが乗り心地をさらに向上させています。

今回300kmを走行して感じたのは、初めは「大きいな」と思っていたサイズ感が、走るほどに「頼もしさ」へと変わったことです。車両から降りて見てもその大きさに誇らしさを感じる、まさに冒険者向けの一台です。

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